実写化について
どうも、最近実生活でゴタゴタがありすぎて疲れ気味の、のんです。
夏も過ぎて忙しくなってくるこの頃……。
そしてたくさんのお仕事が決まりましたね!!
Snow Manの不二家のCMに、松村さんのライアー×ライアー主演、ラウちゃんのハニーレモンソーダの主演と大きなお仕事がたくさん決まって本当に嬉しいです(何やらストさんもお仕事ありそうな雰囲気出してますし……)。
しかしながら漫画の実写化。
主演はとってもとっても嬉しいんですけど、なかなか難しいですよね。
そもそも実写で表現することが難しい。
二次元のモノを三次元で表現しようって言うこと自体が困難なことです。
それに、原作があるということで原作ファンの方の気持ちもあるし。
勿論実写化に限らずどんな作品においても賛否が分かれるのは当たり前のことですが、それにしても実写化したときのデリケートさと言ったらないなあと思います。
原作ファンの気持ち
実写化されるときの複雑な気持ち、分からないでもないです。
私は漫画やアニメが好きですし、今までに好きだった作品が実写化されることはたくさんありました。
役者さんと自分の思っているキャラクターのイメージが合わないなあとか、この演技はあまり好きではないなあとか、どうしてこの話をカットしちゃったの?とか、何でここにこの演出入れたんだ!!とか感じた不満を上げればきりないです……。
でもそんな風に思うのも当たり前のことで。
原作をすべて忠実に再現することなんて不可能に近いと思いますし、そもそも映画という短い尺の中に何本も単行本が出ているような作品をまとめられるはずがないです。
それに、原作に寸分違わないような映画を作ることが正解でもないと思います。
あまりに伝えたいテーマとかけ離れていては良くないとは思いますが、実写化は飽くまで生身の人間で演じさせる映像作品なのであって、原作そのままトレースするのはわざわざ実写にする意味がないようにも思えます。
だってそれならアニメ映画で十分だと思いますしね。
どうして実写化映画が多いのか
じゃあ、忠実に再現のできない実写化をなぜやるんだろう。
まあ有体に言ってしまえば儲かるからだよね。
原作がしっかりと作られていて話題性があり、そのファンがいるからこそきちんと観客を動員することができる。
そこに人気のある役者を起用すれば商業的な成功はほぼ間違いないでしょう。
たとえ内容に興味がなくても、好きな役者が出る映画ってチェックしますしね。
それがホラー映画だったとしても自担が出ていたら観に行きますし……(のんは極度の怖がりです。学園祭のお化け屋敷ですらビビりまくる)。
成功のほぼ確約された作品。
そりゃあ映画にもするだろうと思います。
実写化で大切にしてほしいこと
だけどやっぱり原作ファンの立場からしたら、きちんと原作に対してリスペクトを持ってほしいなと思います。
ビジュアルがそのままでなくても良い。
止む無くシーンをカットすることもあるでしょう。
ただ一つだけ守ってほしいのは、原作者の方の意向です。
原作者が何を伝えたいのか、解釈はそれで正しいのか、絶対にカットしてほしくないシーンは何処か。
きちんと話し合いに話し合いを重ねてほしい。
原作ファンとすれば作者が神様なので、その神様が納得したのならばそれはもう受け入れるしかないなあと思います。
演じているのは一人の人間であること
ただ一つ、どんなに原作にリスペクトを持っても、原作そのものになれないことは本当にわかってほしい……。
なら実写化しなきゃいい!!って意見もあるとは思いますが、そんな単純な話でもないでしょう。
ビジュアルを完璧に再現なんて不可能です。
だからこそお願いです。
役者のビジュアルについて誹謗中傷を飛ばすのだけはやめてください。
面白がってネタにすることもやめてください。寒いです。面白くないです。
一人の人間が演じているんです。
そしてその人のことが大好きなファンがいるんです。
元々のキャラクターと役者どちらがかっこいいかなんて、そんなのその人の感性です。
そのキャラクターが好きであれば、そちらがかっこいいと思うでしょう。
役者が好きであればその役者の方がかっこいいと思うでしょう。
ただただ好きなだけなんです。
自分の思い通りにならなかった不満をキャストや作品に向けるのはお門違いです。
世の中の出来事が全部自分の思い通りになんていかないことくらい少し考えればわかることだと思います。
主演決定のニュースを見て
今回北斗くんの主演が決まったときは原作が好きだったこともあり、本当に本当に嬉しくて、賛否はあったとは思いますが概ね好感を抱いていた方が多かったように思います。
原作ファンの方で嫌がっている人は少なくとも私はあまり見かけませんでした。
けれどラウール君の主演に関しては実写化を嫌がったり、キャストのビジュアルについて批判を浴びせたりする人が多かったように思います。
批判が出てくるのはしょうがないことです。
最近の状況からいくら誹謗中傷をやめようと言ったところで、無くならないことも分かっています。
それに、実写化を否定する方の中にもキャストが悪いわけではないとおっしゃっている方もいました。
だからこそ今回一番ショックだったのは批判をされていることではなくて。
主演が決まったときに、嬉しい!ということよりも真っ先に思ってしまったのが、原作ファンやジャニーズの他グループ担の方から反感を買わないだろうか、ということでした。
本当にこれはナチュラルに頭に浮かんでしまった。
嬉しい、良かったね、頑張ってね。
そう思うよりも先に批判されることを恐れてしまった。
ファンとしてこんな悲しいことはないなあと思ってしまいました。
それはきっとラウール君のことを心から信じてあげられていないということなのだと思ってしまいました。
実写化なんて批判が当たり前。
それならばファンが誰よりも喜んで応援するのが彼にとって良いと思うのに、私が批判を真っ先に恐れてどうするんだろう。
まだデビューしたばかりなのに。
また実写化でジャニーズを使うのか。
どうせゴリ推しだ。
これだからジャニオタは。
そんな薄っぺらい言葉をねじ伏せられるだけの能力があると、ファンが信じなくて誰が信じるんだろう。
いつからこんなに周りの言葉ばかりに振り回されるようになったんだろう。
真っ先に喜びたかった。
手放しでやったねって、努力が報われているねって。
追い風吹いてるね、未来は明るいねって。
そんなプラスの感情が他人の意見を気にしすぎるあまり自分の中で二の次になってしまっていたことがすごく悔しかった。
その人にはその人の大切な人がいて、お互いがそれを尊重しあえるようになったらどんなにいいだろうと思うのに、それはとっても難しいことみたいです。
好きだからこそ盲目になりやすいから仕方のないことかもしれないし、心に余裕のないオタクって基本もちろん私も含めてエゴのかたまりになりやすいので思いやりを持つって難しい。
大きな愛を持って接することができるように常に心がけるしかないなあと思います。
ほくちゃん、ラウちゃん。おめでとう。
心から応援しています。
頑張って。