なまけもののすべて

好きな音楽を食べて生きる。

スーパースターってなんだろう

触れるまいと思っていたのですが、どうしても触れずにはいられませんでした。

彼の思っていることと自分が思っていることに随分と隔たりがあり、該当箇所を読んだだけで相当頭にきてしまったので感情整理のために文章化しています。

 

初めにTwitterで出回っていた目次の画像「SixTONES京本大我」の文字を見たとき、何が書かれるのだろうかと不安に思いました。

今までの実績や功績もありますし、担当ではないため彼の人となりや考え方などを詳細に知っているわけではないのでわたし1人の観点からどうこう言うのはお門違いかもしれませんが、わたしは退所後の彼が大我くんの名前を出すことに対し良い気分はしませんでした。

一連の報道後の行動については賛否分かれており、彼の著書を読む人は彼に対して良い感情を持つ人ばかりではないと思います。

その著作物の中で大我くんがどのような書かれ方をするのか不安にしか思いませんでした。

できれば目にしたくないとは思っていましたが、大我くんについて書かれた箇所がTwitterで出回っており、わたしはどうしても気になってしまい読んでしまいました。

読んだ感想としては、失望、憤り、虚無。

こんな感じでしょうか。

彼のファンの方には申し訳ないのですが、もっともらしいことを言っているようで内容はずいぶんと薄っぺらいなあというのが第一印象でした。

いつもの軽い調子とのギャップを狙った堅めの文章だったのかもしれませんが、それにしては詰めが甘いと思います。

準備期間が短かったからしょうがないという意見もあるかもしれませんが、デビューしたばかりでまだまだ地盤を築き始めたばかりの後輩の名前を出すならばもっとちゃんとした文章の中に入れてくれ、そうじゃなければ名前を出すな、と思いました。

そもそも一体いつの話をしているのでしょうか?

人気というものは時代によって刻一刻と変化していくものですし、成功の定義は人によって様々です。

彼は一体何を基準としてスーパースター、トップアイドルと言っているのでしょうか?

スーパースターと言われて頭に浮かぶのは、東京事変の「スーパースター」です。

これは椎名林檎さんがイチローに向けて歌詞を書かれているのですが、その中に「未来は不知顔さ 自分で創っていく」という一節があります。

Jr.の時代から名のあるミュージカル作品にオーディションで受かって出演し、高い評価を受けている。

想像もつかない努力を続けて自分の新たな道を大我くんは切り開いて行っています。

自分で今までにない新たな道を創っている大我くんは紛れもなくスーパースターであると胸を張って言えると思います。

昔と今ではアイドルを取り巻く状況は大きく変化しています。

媒体がTVだけには限らず、ネット配信、Youtubeなど様々なものが存在しています。

SNSの発達、普及により発信することが以前よりも手軽になっています。

アイドルは正直飽和状態でしょう。

同じ事務所に限ってみても沢山のグループが存在しています。

K-POPの人気も考えると昔のように誰か1人求心力のあるアイドルを生み出すことは非常に難しいと思います。

だからこそ、デビューまでの早さというものは以前ほど重要ではなくなっていると思うのです。

飽和状態であるからこそ他との差別化が必要です。

比較対象が多いからこそパフォーマンスのクオリティを厳しい目で見られます。

音楽配信サービスが普及し、CDが売れない売れないと言われているこの時代に、SixTONESはデビューシングルがミリオンを達成し、続くセカンドシングルも単独で既に68万枚を突破しています。

これだけの売り上げを出している彼らは紛れもなくトップアイドルでしょう。

5年間はただただ過ぎていった5年間ではなく、デビューまでの力を蓄える大事な5年間であったと思います。

それを遅くなったのが残念だ、みたいな書き方をしないで。

大我くんのデビューまでの時間、そしてこれからのアイドル人生は残念なんかじゃない。

正解が最初から決まってるんじゃなくて、自分がこれだと決めて歩いていく道を正解にしていくんです。

いい子ちゃんの量産なんてそんな陳腐でありきたりなワードに当てはめないで。

彼らは決して量産型などではありません。

大我くんの成功は大我くんが決めます。

あなたが決めることではない。

わたしはそう思います。

同じ演者という立場であるあなたならそれが分かるはずだと思っていたのに、残念です。

願わくば二度と彼らについて言及してほしくない。

自己実現のやり方は人それぞれです。

彼らの行手を阻むような、大我くんの成功を阻むようなことだけは決してしないでください。

わたしが望むのは、SixTONESが、大我くんが本当に幸せだと、自分の理想の自分になれたと感じることただそれだけです。

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