なまけもののすべて

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ライブとコロナ

今日はジャニーズだけではなく、現在コロナウイルスの影響で実施が見送られたり、中止が決まってしまったライブについて思ったことを書いていきます。

 

 

ライブハウス、夏フェス

 

私は現在特に熱を入れて追いかけているバンドが二つあります。

一つは若手から中堅の間くらい、もう一つは20年以上活動を続けているベテランのバンドです。

私は今年、この二つのバンドのライブへ行く予定を立てていました。

前者のバンドは、メンバーの一人が脱退される前の最後のライブツアーへ行く予定で、チケットも入手していました。

当初は5月に行われる予定だったものが数回延期され、現状としては実施予定ではあったのですが、現在の状況を鑑みて泣く泣くチケットの払い戻しを行いました。

後者のバンドは毎年彼らの出演していた夏フェスへ今年も行く予定でしたが、チケット販売を待たずして開催中止の運びとなってしまいました。

ライブハウスはオールスタンディング形式の所も多いため、ソーシャルディスタンスを保つのは難しいでしょう。

夏フェスも同様に、野外でのライブの上、席が指定されるわけでもなく人との接触は避けることができません。

また、ダイブやモッシュ、サークルはフェスの醍醐味と言っても良いと思いますが、どれも現在ソーシャルディスタンスを保つ必要のある状況では行うことなど到底できません。

ですので、このように中止になったり延期となってしまうのは致し方無いことであるとは思います。

しかし、それだけでは割り切れないのが人間の感情であると思います。

脱退前に一目見たかった。

あのフェスだからこそ見れる彼らがいるのに。

やりきれない思いを抱えていますが、やはり何よりも人命が優先されるのは当然のこと。

そこに異論を唱えることはできません。

しかしこのような中止や延期が与える影響は、今後のエンタメの行方を左右するような、大きな問題を生み出しかねないのではないかと思います。

現在価値観の転換が叫ばれていますが、エンタメ界における価値観の転換とは一体どのようなものなのでしょうか。

 

 

パラダイムシフト

 

コロナウイルスによる影響は凄まじく、世界中のいたるところで甚大な被害が出ています。

これだけの大きな規模で様々なことが変革を求められているこの状況で、エンターテインメントはどのように変容していくのでしょうか。

私には専門的な知識も、深い知見もないため、今後どのように変わっていくのかを予見することはできませんし、今どのように動けばいいのかを提示することもできません。

しかし、エンターテインメントを愛している一人の人間として、やはりこの状況を黙って見過ごすこともできないな、と思います。

サマパラや、ドリアイなどジャニーズでもライブの配信が積極的に行われています。

それはとてもありがたいことですし、それによって気持ちの面で救われているところは大いにあると思います。

気持ちの面だけではなく、ビジネスにおいても良い効果をもたらしていると思います。

しかし、どうしても考えてしまうことは、価値観の転換、ということです。

ライブを行う、ということに対して価値観の転換が起きるということは、つまり以前までは生でライブをしていたものを、すべて配信に切り替えて、我々観客はそれに順応していかなければならないということなのでしょうか。

ここまで言うと極端かもしれませんが、私はどうしてもこのようなことを求められてしまうのではないかと思ってしまうのです。

エンターテインメントを考えたときに、舞台にしろコンサートにしろ観客の目の前でパフォーマンスをするということは何にも代えがたいものではないかと思うのです。

目の前で行われているからこそ感じることのできる空気、生ものであるからこそ何が起きるのか分からないドキドキ感。

これは配信では取って代わることのできない要素ではないかと思います。

これだけの出来事ですから、価値観が変化せざるを得ないのは仕方のないことだと頭ではわかります。

しかしながら、価値観を変えなくては、だから好きだったものは全部諦めろ、となってしまうのはあまりにも悲しいなと思ってしまうのです。

 

 

ジャニーズのライブ開催

 

私は3月のSnow Manのライブへ行く予定でしたが、現在中止となっており振替公演などの詳細は未定です。

現在ジャニーズでは、次々に中止となっていたライブの振り替えが発表されています。

それ自体は非常に喜ばしいことなのですが、実際のところ本当に大丈夫なのだろうか、という不安があることは否めません。

緊急事態宣言が解除され、落ち着いたかのように見えていた感染者数も再び増加。

リモートワークが徐々に解除されているのも非常に嬉しいことではありますが、現状を考えると本当に安全に仕事ができているのだろうかと心配になってしまう面もあります。

このような何が起きるか分からない状況でライブを開催するリスクを、事務所はどのように考えているのでしょうか。

もちろん単純に考えることのできる問題ではないことは重々承知しています。

しかし、タレントを大事に思う気持ちがあるからこそ、彼らに危険が及ぶようなことは絶対に会ってほしくないのが本音です。

彼ら自身の感染リスクだけではなく、彼らのライブに訪れた観客に対する感染リスクもあります。

もし仮に彼らのライブに参加した観客でクラスターが発生してしまったら、真っ先にニュースの見出しになるのは彼らのグループ名でしょう。

もちろんその場合責任を取らなくてはいけないのは事務所だとは思いますが、彼ら自身がバッシングを受けたり、謂れのない誹謗中傷を受けてしまうことは避けられないのではないかと思います。

そのようなことは絶対に起きてほしくない。

少しでも感染リスクがあるのならば、開催は見送るべきではないかと思ってしまいます。

しかし開催することは決まっているため、実施側も観客側も万全の対策を各自が行い、細心の注意を払って行動することを切に願います。

どうすることが正解なのかは分かりませんが、どうか大好きな彼らが毎日健康に過ごすこと、エンターテインメントがこれからも脈々と途切れることなく受け継がれていくことを祈るばかりです。

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